既存のノートパソコンやサーバーが生まれ変わる
Micron® DDR5
サーバーDRAM
DDR5:単なる「次世代型」にはとどまらない進化
コアあたりの帯域幅不足を解消し、最高のコンピューティング性能を引き出します
こんな用途におすすめ:
新しいDDR5サーバーやワークステーションのパフォーマンスを最大限まで引き出し、AI、ディープラーニング、高性能コンピューティング、クラウドコンピューティング、仮想化スーパーコンピューティングなど、超高速のリアルタイムメモリを必要とするデータ処理量の多い用途に対応します。
特長:
- パフォーマンスはDDR4から最大85%アップ1
- 最大4,800MT/秒の初期速度2
- Intel®やAMD®の最新サーバー/ワークステーションプラットフォーム向けに最適化
- 3年間の限定保証
- コンポーネントとモジュールのレベルで徹底したテストを実施
- 動作電圧がDDR4の1.2Vから1.1Vに減少
- オンダイエラー訂正コード
- マイクロン製
- RDIMM、ECC UDIMM、ECC SODIMMの規格に対応3
仕様:
- 速度:4,800MT/秒2
- 密度:16GB、32GB、64GB
- フォームファクタ:RDIMM、ECC UDIMM、ECC SODIMMの規格に対応3
飛躍的なメモリイノベーションを遂げたMicron® DDR5サーバーDRAMで、次世代アプリケーションをスピードアップ。コアあたりの帯域幅が減少する流れも、これで変わります。急速に増加するプロセッサーのコア数に対応するメモリ帯域幅と容量を実現し、DDR4の約2倍のデータレート1を達成しています。
Micron DDR5サーバーDRAMの性能はDDR4のほぼ2倍
DDR5サーバーメモリなら、サーバーとワークステーションのパフォーマンスは約85%アップ1。DDR5テクノロジーが、メモリのコアあたり帯域幅の不足を解消し、最高のコンピューティング性能を引き出します。また、実行する仮想マシンの数を多くすることで、仮想化アプリケーションの応答性も向上。今後数年のうちにDDR5の世界出荷量がDDR4を上回ると予想されており5、移行は急速に進んでいます。
DDR5サーバー運用のコスト面でもメリットが
マイクロンのDDR5サーバーメモリにはオンモジュール電源管理集積回路(PMIC)が搭載されているため、電源管理コストがシステム全体分かかってくることがなくなります6。つまりシステムスロットの一部が空いていれば、当初の全体的な電力供給コストは、DDR5サーバーのほうが、DDR4サーバーよりも低くなる可能性があるということです。また、マイクロンのサーバーメモリは高品質で、通常はOEMのサーバーメモリよりも低価格で導入が可能です。
データセンターの新時代に対応する高性能メモリ
Micron DDR5サーバーメモリは、DDR4と比較して帯域幅が高く、信頼性、可用性、拡張性が向上。ミッションクリティカルなサーバーの基準に合わせて、コンポーネントとモジュールレベルで全品検査を実施しており、Intel®やAMD®の次世代DDR5サーバー/ワークステーションプラットフォーム向けに最適化しました。また、3大メモリメーカーの一翼を担うマイクロンは、DDR5サーバーメモリのテストと検証を行い、主要なDDR5サーバープラットフォームのすべてで動作することを確認しています。
Micron®の品質 - ワンランク上の信頼性
長期間にわたって使用できるように設計されたサーバーメモリには、業界における長年の関係性、複数の製品サイクルを通じた技術コラボレーションが必要です。マイクロンは44年余りにわたり蓄積してきたノウハウを、多様なダイ、DRAM、PCB設計、モジュールアセンブリ、全工程におけるテストなどにつぎ込み、CPUやプラットフォーム開発で業界をリードする各企業、そしてシステムやマザーボードのメーカー各社とも緊密に連携し、メモリテクノロジーを次のレベルへと引き上げるための努力を続けています。DDR5仕様の設計では電子デバイス技術合同協議会(JEDEC)と協力し、他に類を見ないDDR5テクノロジーイネーブルメントプログラム(TEP)を設けることで、エコシステムのDDR5への移行を主導してきました。マイクロンは、単に製品を販売するだけでなく、お客様のサーバーに向けた高品質のメモリ製品を最初から最後まで設計できる革新的な専門知識を備えた実績ある業界リーダーとして、その存在感を発揮しています。選ぶなら、妥協のないマイクロン品質です。
Micron DDR5サーバーDRAMの主な仕様
DDR5 | RDIMM | ECC UDIMM | ECC SODIMM |
密度 | 16GB、32GB、64GB | 16GB、32GB | 16GB、32GB |
速度4 | 4,800MT/秒 | 4,800MT/秒 | 4,800MT/秒 |
コンポーネント電圧 | 1.1V | 1.1V | 1.1V |
モジュール電圧 | 12.0V | 5.0V | 5.0V |
ランク | シングル、デュアル | シングル、デュアル | シングル、デュアル |
コンポーネント構成 | x4、x8 | x8 | x8 |
ピン数 | 288ピン | 288ピン | 262ピン |
発売状況 | 現在販売中 | 現在販売中 | 現在販売中 |
高度な機能 | 2つの独立した40ビットチャネル、バースト長、バンク、バンクグループがDDR4の2倍、同一バンクリフレッシュ、オンダイエラー訂正コード、ポストパッケージ修復機能。 | ||
保証 | 3年間の限定保証 |
1メモリ負荷の高いワークロードにおいて、DDR5はバースト長、バンク、バンクグループの倍増によって1.87倍の帯域幅を実現し、DDR4より格段に高速化しています。この性能は、マイクロエレクトロニクス業界でオープンスタンダードを設定する独立組織、電子デバイス技術合同協議会(JEDEC)が定める条件においても実証されています。
2DDR5の起動時のデータレート(4,800MT/秒)は、DDR4の最大標準データレート(3,200MT/秒)の1.5倍のデータを転送します(50%増加)。JEDECの予測速度(8,800MT/秒)は、DDR4の最大標準データレート(3,200MT/秒)の2.75倍高速です。
3DDR5サーバーDRAMの初期出荷製品には、VLP RDIMMは含まれません。これは、今年の後半に登場する予定です。
4出荷当初の速度は4,800MT/秒で、将来的に6,400MT/秒まで高速化する見込みです。
5「Status of the Memory Industry 2021」、Yole Développement、2021年6月14日より
6DDR4サーバーメモリでは、電源管理がモジュールではなくマザーボードで行われ、使用中のスロットだけでなく、空のスロットにも電源が供給されるようになっていました。